元気がない。誰かに弱音を吐きたい。
自信がなくても前にさえ進んでいれば、結果はついてくると信じていたけど、だめみたい。心の底の部分で「結局私にはできない」という前提みたいなものがあって、それが土壇場で足を引っ張る。
頑張らなきゃいけないのは分かっているのに思うように頑張れなくて、余計に心も身体も動かなくなる。これでも私なりの精一杯だけど、自分も世間もそうは見てくれないのかもしれない。私を遠くから見つめる私がいて、そいつが「もっと努力できるだろ、甘えてんじゃねぇよ」と言っている。
どれもこれも、誰かのせいじゃない。全部私の能力不足が招いたことで、もっと上手くやる方法も沢山あったのだと思う。けれど、あの頃に戻りたい、みたいな願いはないし、人生に大きな後悔もない。そのときそのときで最善を選んできたつもりだから。人生がうまくいかなかったのはただ、私に力がなかったから。その事実を噛みしめるのが怖い。こんなことをぼーっと考えていると、自分の価値が分からなくなる。
必要とされたかった。あの人に、あの場所に、私自身に。